あなたがもしiPhoneを機種変更をした場合、まず行う作業。
それがデータを移行することです。
データ移行にはいくつか方法があるのですが、そのうちの一つの方法がiCloudバックアップからの復元です。
大切なデータを移行する重要な作業ですが、失敗してiPhoneが思うように動かなくなることがあります。
そんな時の対策をまとめました。
一刻も早くiPhoneを楽しんでいただくために、ぜひ、お役立てください。
iCloudバックアップとは
そもそもiCloudバックアップがなんなのか、については以下の記事で詳しく解説しています。
[getpost id=”448″ title=”iCloudバックアップについて詳しく知りたい方はこちら” target=”_blank”]
iCloudバックアップ復元が失敗する原因と対策
Wi-Fiネットワークに問題がある場合
iCloudバックアップ復元は、作業が完了するまでWi-Fiネットワークが安定して最後まで切れずにつながっている必要があります。
特にポケットWi-FiやADSLなど通信速度が不安定になりがちなWi-Fiだと失敗するリスクが高まります。
必ず光回線、据え置き型のWi-Fiを使ってiCloudバックアップを復元しましょう。
復元途中でApple ロゴでフリーズした場合
iCloudバックアップに復元すると、以下のような画面で固まってしまうことがあります。

このような画面が表示され、再起動が繰り返されたり、
フリーズ(画面が固まる)まま1時間以上動かない時は、復元が失敗している可能性が高いです。
強制再起動を行う
iPhone 8、SE(第二世代)、X、11、12の場合
- 音量の上げるボタンを押したらすぐに離す。
- 音量の下げるボタンを押したらすぐに離す。
- 最後にサイドボタン(電源ボタン)をAppleのロゴマークが出るまでとにかく長押しする。
- 途中で「スライドして電源オフ」など表示されても無視!最後のサイドボタン(電源ボタン)だけ長押しし続けるのがポイントです。
- Apple のロゴマークが出たら初めて手を離しましょう。
iPhone 7、7 Plusの場合
- 音量の下げるボタンと、サイドボタン(電源ボタン)をAppleのロゴマークが出るまでとにかく長押しする。
- 途中で「スライドして電源オフ」など表示されても無視。
- Apple のロゴマークが出たら初めて手を離しましょう。
iPhone 6s以前の場合
- ホームボタンとサイドボタン(電源ボタン)をAppleのロゴマークが出るまでとにかく長押しする。
- 途中で「スライドして電源オフ」など表示されても無視。
- Apple のロゴマークが出たら初めて手を離しましょう。
リカバリーモードにする
次の作業「PCに接続して復元をやり直す」ためにリカバリーモードという特殊な状態へiPhoneを設定する必要があります。

iPhone 8、SE(第二世代)、X、11、12の場合
- 音量の上げるボタンを押したらすぐに離す。
- 音量の下げるボタンを押したらすぐに離す。
- 最後にサイドボタン(電源ボタン)をリカバリモードの画面が出るまでとにかく長押しする。
- 途中で「スライドして電源オフ」など表示されても無視!最後のサイドボタン(電源ボタン)だけ長押しし続けるのがポイントです。
- リカバリーモードの画面が出たら初めて手を離します。
iPhone 7、7 Plusの場合
- 音量の下げるボタンと、サイドボタン(電源ボタン)をリカバリモードの画面が出るまでとにかく長押しする。
- 途中で「スライドして電源オフ」など表示されても無視します。
- リカバリモードの画面が出たら初めて手を離します。
iPhone 6s以前の場合
- ホームボタンとサイドボタン(電源ボタン)をリカバリモードの画面が出るまでとにかく長押しする。
- 途中で「スライドして電源オフ」など表示されても無視します。
- リカバリモードの画面が出たら初めて手を離します。
PCに接続して復元をやり直す
- PCのiTunesを開きます。
- iPhoneを純正ケーブルでPCに接続します。
「復元」を選択します。
- 肯定的な選択肢:「復元とアップデート」「続ける」「次へ」「同意」を選択し先に進めます。(キャンセルを押すと復元(初期化)がキャンセルされますから、キャンセル以外を押していくのがポイントです)
- iPhoneに「こんにちは」と表示されると初期化完了です。(早くて15分ほど、長くて1時間以上かかる場合があります。
- もう一度バックアップ復元を一から行います。
復元途中でPCに接続するよう促す画面(リカバリーモード画面)が表示された場合
PCに接続して復元をやり直す
以下の画面が既にiPhoneに表示されている場合は、残念ながら、バックアップ復元失敗です。

この場合は、PCに接続して、iTunes を利用して復元(初期化)をする必要があります。
- PCのiTunesを開きます。
- iPhoneを純正ケーブルでPCに接続します。
「復元」を選択します。
- 肯定的な選択肢:「復元とアップデート」「続ける」「次へ」「同意」を選択し先に進めます。(キャンセルを押すと復元(初期化)がキャンセルされますから、キャンセル以外を押していくのがポイントです)
- iPhoneに「こんにちは」と表示されると初期化完了です。(早くて15分ほど、長くて1時間以上かかる場合があります。
- もう一度バックアップ復元を一から行います。
そもそもバックアップに含まれないデータの場合
意外に見落としがちですが、バックアップに含まれないデータがあります。
それらのデータはバックアップ復元が完了した後、iPhoneの中にデータがないことに気づき慌てることが考えられます。
それらのデータと移行の仕方を理解しましょう。
購入したコンテンツ
iTunes Storeで購入した音楽や映画、Book Storeで購入した本、App Storeで購入したApp
これらは本来、新しいiPhoneのiCloudにサインインすると自動的にダウンロードされます。
まれに自動的にダウンロードされない場合は手動でダウンロードすることで購入したコンテンツを新しいiPhoneでまた楽しむことができるようになります。
iTunes Storeで購入した音楽や映画の再ダウンロード方法






「すべてダウンロード」を選択します。
Book Storeで購入した本の再ダウンロード方法
私自身Bookは買ったことがなかったので流れだけ書きますね。



タップして進むと購入した本が一覧で表示されるので、ダウンロードボタン

App Storeで購入したAppの再ダウンロード方法




アプリの右側にあるダウンロードボタン

PCから同期したデータ
PCに保管しているデータを、同期という方法でiPhoneに入れることができます。
例えばPCへ取り込んだCDの音源や、PCで保管している写真などが挙げられます。
それらのデータは、新しいiPhoneでもう一度同期しなおせば良いですよね。という理由からバックアップには含まれません。
iCloudに同期しているデータ
機種変更前のiPhoneの設定によってはバックアップに含まれず、同期という手法でデータを移動するようになっている場合があります。
細かく話すと長くなるので
新旧iPhoneを見比べて確認すべきポイントを紹介します。



ここが新しいiPhoneでオフだと、データが同期されず、移動してきません。
必ず新旧iPhoneで同じ設定に。
もし前のiPhoneが手元にない場合は、すべてオンに設定すれば問題ありません。
これでWi-Fi環境に新しいiPhoneを置いておけば次第に同期されてデータが戻ってくるでしょう。
まとめ
いかがでしょうか。
iCloudバックアップ復元は成功しましたか?
ここにある手順でほとんどの場合解決できると思われます。
せっかく楽しみで購入したiPhoneです。早くデータを移動して、楽しく使っていただきたいです!
あなたのiPhoneの大切なデータがちゃんと移動できますように。
心から祈っております。
ご武運を!
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