SafariやYahoo、Googleでインターネット検索をしている時突如表示される不安なメッセージ。
結論から言いますが、すべて詐欺orスパムです。
今ではさまざまなSNS、あるいはサービスにその迷惑行為は広がっており、FacebookやLINEでのメッセージ、iPhoneのメッセージAppを利用してのメッセージ、各種App(カレンダー等)を利用して一方的に送られる迷惑行為が蔓延している。
問題はそれが悪意のあるメッセージであると気づきづらいことであり、相手を信用しやすいように作られているため、まんまと相手の誘導に従ってしまいやすいことである。
カレンダースパムの誘導の流れ
カレンダーに予定が組み込み、不安を誘う
SafariやYouTubeリンクなどで検索をしていると突如以下のような画面が表示されます。
知らず知らず開くを押してしまうと、カレンダーの追加を求められます。
「OK」を選択するとカレンダーが追加されます。
「イベントを表示」を選択します。
カレンダーを開くかどうか聞かれますので「開く」を選択。
カラフルな色を使い、お使いのiPhoneがウィするにより危険に晒されている可能性があると警告してきます。
そしてウィルス対策App(VPNという回線を保護するもの)のインストールをするように誘導されます。
今回はこのようなAppへ誘導されました。
入手をすると大体3日くらいは無料で利用ができると記載されているので、不安でインストールしてしまう方が多いと思います。
ただし3日過ぎると毎週高額の支払いを要求されるサブスクリプションになっていることがほとんどです。
Safari上でも、さらに不安を誘う
カレンダーを開かず完了を押した場合もSafari上で攻勢を緩めません。
ハッカーにより追跡されていると表示されます。
(通常は、すぐに対処が必要です。と教えてくれる優しいハッカーなんていませんが。)
このようにiPhoneがハッカーに攻撃を受け、情報が全て漏れてしまうことを警告してきます。
「OK」を押します。
さらに詐欺の常套手段、時間を区切って思考能力を低下させてきます。
そして不安なユーザーはiPhoneを何とか守ろうと「接続を保護」ボタンを押します。
App Storeに誘導されます。
今回はこのようなAppに誘導されました。
こちらも先程のAppと同じように、入手をすると大体3日くらいは無料で利用ができると記載されているが、3日過ぎると毎週高額の支払いを要求されるサブスクリプションになっていることがほとんどです。
ちなみに先程の詐欺師の常套手段、時間を区切って焦らす作戦ですが。
無視して時間が過ぎるまで待ってみると以下のようになります。
0秒のまま、何も動かなくなります。
どうせならiPhoneを爆発させるくらいの仕組みを組み込んでもらえると本当に焦るのですが…
つまり嘘だったことがバレた瞬間です。
つまりユーザーを焦らす文言がiPhoneを利用中に出てきたら無視。
これに限るということです。
カレンダースパムに引っかかってしまった時の対策
スパムカレンダーを消す
「設定」 > 「カレンダー」を選択します。
「アカウント」を選択します。
「照会したカレンダー」にスパムカレンダーは追加されます。「照会カレンダー」に進みましょう。
イベント名は今回のように「Events」であったり、「Click Subscribes」であったりすることが多いはずです。
今回は[Events」が2つ追加されているので両方とも削除します。
「アカウントを削除」を選択します。
「アカウントを削除」を再度選択します。
これでスパムカレンダーが綺麗に消えるはずです。
サブスクリプション(有料定額サービス)に加入させられていないかを確認する
一般的には3日くらい無料期間があるAppが多いんですが、稀に即有料のAppに加入させられることがあります。
Appを削除するだけではサブスクリプションは停止されませんので、必ずキャンセル作業が必要です。
「設定」 > 「ユーザー名」を選択します。
「サブスクリプション」を選択。
「有効」の欄の下に身に覚えがないAppが追加されていた場合はすぐにキャンセルが必要です。
[サブスクリプションをキャンセルする」を選択し、キャンセルしましょう。
以上で不要な支払いを回避するサブスクリプションキャンセル作業は完了です。
Safariの履歴とwebサイトデータを消去
Safariで検索をするとそのページの履歴が蓄積され、あなたがどんなページを訪れたかという情報が溜まっていきます。
当然その詐欺サイトを訪れた記憶も蓄積されます。
すると最悪Safariを開いた時にその詐欺サイトがまた表示されることもありますし、何より詐欺サイトを訪れた記憶が残っていること自体が嫌です。
そんな時は履歴とwebサイトデータを消去をすれば、閲覧履歴、Cookie、閲覧データをすべて消すことができます。
[設定」 > 「Safari」を選択。
「履歴とwebサイトデータを消去」を選択すると文字がグレーになります。
これでSafariにて詐欺サイトを訪れた記憶がなくなりました。
詐欺だと気づかず、個人情報を伝えた場合
間違ってすでにApple IDの情報を伝えたり、最悪クレジットカード情報を伝えた場合は即対応が必要です。
Apple IDやパスワードを伝えた場合
Apple IDについてはパスワード変更をすることが急務です。
別の記事で方法を書いていますので、参考に作業をしてください。
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クレジットカードを伝えた場合
クレジットカードについてはまずカード会社へ連絡し、カードを停止します。
警察へも届出をしてください。
まとめ
以上カレンダースパムの話題を元に、世の中に蔓延る詐欺について迫ってみました。
基本的には、あなたがもし今不安に感じていることがあるのであればそれは全て詐欺と捉えてください。
そして何もせずそっとそのページを閉じ、上記記載の対策を取ることで必ず不要な被害を受けずに済みます。
世の中今は詐欺師がさまざまな工夫をする時代。
そんなことをする暇と能力があれば、まともに働いて日本を良くしていただけないかと切に願って、今回の記事を締めたいと思います。
一読ありがとうございました。
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